知っておきたい薬の副作用:安全に医療を受けるための基礎知識
今回は「薬の副作用」をテーマに、初学者の方にも分かりやすく徹底解説します。医師が処方する処方薬でも、市販薬(OTC薬)でも、ビタミン剤やサプリメントであっても、薬には必ずメリットとリスクが存在します。副作用は確率的には多くないものの、重篤になるケースもありえます。ここでは副作用とは何か、その予防策、そして副作用が疑われる際の対処法などを幅広く紹介し、日常生活でも実践できる対応法をお伝えします。

感染症で発熱→脱水→便秘というコンボがままあります。(特にインフルエンザのとき、タミフルは嘔気などの腹部症状の副作用が時々出るのでそれで多かった)。
コロナや他の感染症でも、病院受診がし辛い中でそのような症状になったらより大変なので、普段から対策しましょう!!!
1. 副作用とは何か?
副作用(adverse effect)とは、薬を服用した結果として意図しない好ましくない作用のことです。薬には本来、病気や症状を治療・改善する「主作用」がありますが、そのほかに起こりうる望ましくない作用を「副作用」と呼びます。たとえば頭痛薬を飲んで頭痛が治まるのが主作用ですが、同時に胃もたれやだるさなどが現れれば、これらは副作用です。
1-1. 処方薬だけでなく市販薬やサプリも対象
副作用というと「強い処方薬だけ」という印象を持つ方がいるかもしれません。しかし、市販薬(OTC薬)やビタミン剤、サプリメントも、成分によっては副作用を起こす可能性があります。たとえばハーブサプリメントでも、人によっては胃腸障害やアレルギー症状をきたす例があります。また、ビタミン剤の過剰摂取で肝機能障害を来す例も報告されています。薬と同じく、サプリメントも適量や適切な飲み合わせに注意が必要です。