鼻血のセルフケアと受診タイミング
鼻血は多くの場合、適切な対処で自然に止まりますが、時には病院受診の必要があります。受診するべきポイントと、自分で出来るケアについて医師の視点で記載します。
総合診療医DIO
2025.02.26
読者限定
今回は「鼻血」について、分かりやすく解説していきたいと思います。鼻血は日常的に経験する方も多いトラブルですが、いざ出血が続くと慌ててしまいますよね。本記事では、鼻血を起こす背景から、自宅でのセルフケア、出血時の対処方法、そして受診の目安までを詳しく紹介します。ぜひ最後までお読みください。

DIO🦌総合診療医
@generection1
ご質問ありがとうございます。総合診療医のDIOと申します。
まず前提として、小児は5歳くらいまでは特に鼻出血を起こしやすく、頻度はかなり多いです。
圧迫しても止まらない重度の出血や、再発を繰り返す出血、また、血縁のご家族に出血性疾患(血の出やすく…
#ツイキュア
twicure.com/questions/71/a…
まず前提として、小児は5歳くらいまでは特に鼻出血を起こしやすく、頻度はかなり多いです。
圧迫しても止まらない重度の出血や、再発を繰り返す出血、また、血縁のご家族に出血性疾患(血の出やすく…
#ツイキュア
twicure.com/questions/71/a…
2021/10/11 10:11
4Retweet
26Likes
1. 鼻出血が起こる仕組みと原因
1-1. 鼻腔の構造と「キーゼルバッハ部位」
鼻出血が多くの場合起こる場所は、鼻中隔(鼻を左右に仕切る壁)の前の方にある「キーゼルバッハ部位」と呼ばれる部分です(1)。ここには細かい血管が密集しており、軽い刺激や乾燥などの影響を受けやすい構造になっています。小さなお子さんから高齢者まで、幅広い年齢層が鼻血を経験するのは、このキーゼルバッハ部位が外部環境にさらされやすいためです。
この記事は無料で続きを読めます
続きは、3273文字あります。
- 2. セルフケアについて
- 3. 具体的には
- 4. 再出血したときの対処法
- 5. 受診の目安と緊急時のサイン
- 6. 鼻出血を予防する生活
- 7. 医師への報告
- 8. DIOからのメッセージ
- 参考文献
すでに登録された方はこちら